おはようございます!
リラガルのいずみです。
私はクリスティン・チェノウェスが大好きです。
私は宝塚のこと全然知らないですが、見てみたかったな…もうチケット取れないんでしょうね。
あらすじ
話はドタバタコメディで、
落ち目のブロードウェイプロデューサー、オスカー・ジェフィーは起死回生のため、次の舞台の主演を映画スターのリリー・ガーランドに決める。
実はリリーは元恋人で、昔オスカーに才能を発掘されて女優としてデビューしたのだ。
オスカーは、リリーを説得して主演になってもらい、そして恋人に戻るべく
リリーの乗るニューヨーク行きの列車「20世紀号」に乗り込むのであった……
という感じの話です。
概要
(『On the Town』や映画『雨に唄えば』『バンド・ワゴン』など)
楽曲はサイ・コールマン作曲で、オペレッタ調です。
初演の主演はマデリン・カーンだったのですが、当時早期に降板し、アンダースタディだったジュディ・ケイが主演となりました。
この作品は、チェノが99年ごろ脚本家のコムデン&グリーンに会った際にすすめられてから、ずっとやりたがっていた作品でした。
リバイバル版の演出はスコット・エリス。
私は2月のプレビュー中にNYへ行き、1週間に4回観に行きました。(ヲタク…)
感想
主演のリリー・ガーランド役はキャラクター性に乏しいと、チェノが演じているのを見て感じました。
女優という仕事に生きるべきか、オスカーと恋人に戻るべきかと迷ったりするのですが、その悩みの描き方が全体的に薄っぺらかったです。
女性描写に古臭さを感じ、そのために、チェノは無理して演じている印象を受けました。
(プレビュー期間だったのもあるかもしれません)
ピーター・ギャラガーが演じたオスカーも、リリーと同じく、ドラマとコメディの間の中途半端なキャラクターという印象でした。
演じ方も平板で、つまらない感じでした。
逆に、リリーの恋人役を演じたアンディ・カールは、ずば抜けて素晴らしかったです。
オスカーがリリーに契約書へのサインを迫る「Sextet」のシーンが好きでした。
また、最初の方で、劇中劇で「Veronique」という曲をやるのですが、
そこだけめっちゃくちゃ良かった。本当に生き生きしてた。
ソプラノで歌いまくり、ヒールを履いて踊るチェノの素晴らしさ、強さを感じるナンバーでした。
この曲の勢いや華やかさを維持出来たら、作品の印象も違ったでしょうが、いかんせん話がつまらなかった……
まとめ
チェノがソプラノでずーっと歌いまくるので、それが見れただけでも良かったです。
そこはほんとに素晴らしかった。
エンディングも、シンプルなウェディング・ドレスを着たチェノの笑顔があまりに眩しく、最前列で見て泣きました。だってあまりにかわくて……
ミュージカルとして面白い作品だったかと言えば、決してそうではないですが、
あんなに歌って踊るかわいいチェノを見られたという点では、本当に価値のある作品だったと思います。
以上、いずみがお送りしましたー
観てた時に気づいた細かい感想なども、書けたら書きます。